ママたちをリスペクト

世のママたちをリスペクトせずにはいられない。。産後4か月の今でも強く強くそう思う、そんな話を書こうと思う。

2016年5月6日3920gのbigな男児を出産した。予定日を過ぎたある日の早朝、お腹の息子はさてさてそろそろと・・・出てもいいかなのサインをくれ、その後22時間かけて40週3日で産まれてきた。経過順調であれば陣痛間隔がどんどん短くなっていくところ、初産のわたしの場合、微弱化といって間隔が逆に長くなってしまったりと順調には進まず・・子宮収縮を促す点滴の助けをかりることとなった。

なにしろ初めての経験ゆえに、すさまじい陣痛の波の中で息も絶えだえ必死に・・呼吸に集中。「必死」という言葉を、真意を伴って使えている気がする。。いったいこの終わりのない繰り返す波のどのタイミングで、どんな状況で産むんだろう・・・。痛みという一言では表現できない、そんな時間。全身を震わせて、頭から汗だくで、終わりの無い私にとっては恐ろしい世界にうずくまっている、また波が押し寄せてくる。。そんな傍らでサポートしてくれていた夫や母のマッサージの手の温かみを感じる瞬間は、少し現実の世界に戻れた気がしていた。ふたりのサポートなしには乗り越えられなかった、涙が出るほどありがたい・・・人をサポートするって、こういう事をいうんだなぁと心から思った。。

出産直前に受けたyogaレッスンで先生が教えてくれた一言、「陣痛はエネルギーの波」。波はよせてはかえす・・必ず引くタイミングがあるから、呼吸を合わせて・・。ひたすら、エネルギーの波、エネルギーの波・・という言葉を陣痛の波に合わせて繰り返し頭の中で叫んでいた。

「お母さん赤ちゃん頭見えてるよー」と言われてからは、何か違うステージにきたような、それまでの恐ろしい世界とは違う・・けれど必死に呼吸呼吸呼吸・・・。あぁそうか、この延長線上にイキむという場面がくるのか・・と、この段になって初めて体の感覚として産むタイミングが想定でき、そして実際の出産に至った。

「出産」という体験がわたしにとっては衝撃であった。10か月の集大成・・たしかに。産後4か月経った今でも、心があの日に置いてきぼりになっている・・そんな気さえする。周りの女性達、ママ友・・「痛かったね~」と話すけれど、正直そんな上っ面やり取りでは収まらなすぎる・・と黙ってしまうクソ真面目なわたしがまだ居る・・笑。いや痛かった凄かったとか、出産の仕方がどうとか言いたいのでは決してなく、なんだろう・・まだうまく言えないけれど、これが一人の命を産みだすという事なんだ、というか。。

以降私は街なかで子連れのママ達を見かけると、あぁあのママもこのママも。。自転車の前と後ろに2人も乗せてぴゅ~と走ってくママなんて、まじリスペクト。3人の子を産んだ実母・義母に敬意を。

こんな風に自身を産みだしてくれた両親に心の奥底から感謝したいし、この度わたし以上に命がけでこの世に出て来てくれた息子に、頑張ったで賞を!